“TREK TRAVELER SHORT” - Focus on Details
THE CORONA UTILITY 2023SSのメインアイテム、“トレックトラベラー”。
USミリタリーのコントラクターが80年代にデザインしたアウトドアジャケットをインスパイアしたアイテムです。
ディテールの一つ一つに明確なコンセプトが設定されていて、何となくデザインされたファッションアイテムではないところにミリタリーウエアに共通する魅力を感じます。
90年代初期の資料を基に、このジャケットのディテールの詳細を説明してみました。
当時の説明を参考にしているので、ちょっと分かりにくいところもあるかもしれませんが是非ご覧ください。
『BUSH POPLIN HUNTER HIKER』
アメリカのNYに本部を置くExplorers Club(探検クラブ)のメンバーの為に考案されたものです。
写真を撮影しに行く時や、ハイキングに行く時に着用する目的でデザインされたものです。
基本的にはハイキング(移動)する時には、身体の安全の為に両手をフリーにしておきます。
したがって必要な物を収納する大きなポケットが重要となります。
両脇には、背中に回る程の大きなポケットが付いています。2つの釦により十分ゆとりのあるデザインで、しかも2重構造となっています。
両袖口部分にはコンパス等の小物を収容するポケットがあります。
バックパックを背負い込む時の、キルティング・パッドが背中についており、重たい物でも身体に優しくガードします。又、フロントの比翼の部分が、ジッパーと釦の2重構造になっており、しかも釦位置が左右互い違いに付けられており、風に対する万全のガードがなされています。
衿の部分も2重構造となっており、しかもフードが内装されています。
ウエスト部分には、登山用ベルトを通せる太くて丈夫なループが付いており、このベルトにさらに多くの道具類が装着出来るようになっています。